なんで停電になっちゃうの？ 給食はいつまでないの?

大人たちは今、どこまでやれるかを試しているところさ。
地震があったろ。
たくさんの人が生死の境目を彷徨っている。
まずは、助けなけりゃならない。
助けられる人を支えなけりゃならない。
大人たちはいつも以上に働いて、なんとか助けようとしているんだ。

ただ、大人たちがそれぞれいつも以上に働くために、
乗り越えなけりゃならない大きな問題がいくつかある。
まず、その一つが電気が足りないってことさ。
電気が足りないといろいろなことができなくなるだろ。
だから、当分は、できる仕事が
いつもよりだいぶ減ってしまうことははっきりしている。

停電させるのも、電車を止めたのも、
電気の足りない中で、大人たちがなにができるか、
電気の足りない中で、いちばんいい方法を考え出そうと試しているところなのさ。

先生が学校に来れないことも、給食が作れないことも、
いい方法を大人が編み出すまで、ちょっと待っていて欲しい。

もう、福島の原子力発電所で電気を作ることはできないだろう。
だから、当分は電気が不足する。
それでもみんなが力いっぱい働ける仕組みを作りださなきゃならない。
一日も早く作りださなきゃならない。
ママやパパはそれができると思っている。